先進的な農業って言ったら、ドローンじゃね!そんなイメージ持ってる方々多いと思います。私もそんなイメージ持ってます。ドローンで農業、なんかカッコいいですよね。
でも、具体的に農業でどんなふうに使われてるか、実は知らないブドウ農家です。。。
参考文献:マッキンゼーが読み解く食と農の未来
ドローンで農作業 (種まき、肥料散布、農薬散布)
一つ目の実用例は、実際の農作業支援です。たとえば、種まき、肥料散布、農薬散布。
ドローンで農業といったら、このイメージを持つ方々も多いと思います。
省力化、肥料や農薬の使用量及びコスト削減、などのメリットがあります。日本でも、大規模な田圃などでは、ドローンやラジコンヘリで農薬散布をしているところを最近はよく見かけます。
ドローンでモニタリング
もう一つの意外と知られていない使用場面は、圃場の見回りや異常の検知。モニタリングの役割です。
農家の人は、1日の作業時間の50-60%を畑の見回りに費やすと言われています。私の実感もこの割合と合っています。なんやかんや畑の様子が気になって、仕事ない日も畑見にゆく、農作業しながらも気になって手を止めてブドウや葉っぱを見る。通算したら、仕事の半分くらいは、「モニタリング」に労力を使っている実感あります。
ブドウのように、棚栽培は別として、お米や小麦などの圃場では、頻繁に巡回を繰り返し、圃場の外縁部はつぶさに見ることができても、圃場の中央付近まではなかなか難しいのが現実です。
ここで登場するのがドローン。人間の労力を省き、なおかつ中央部付近の作物の様子も満遍なくモニタリングすることが可能になったと言います。
ドローンで撮影した画像を、データ化、3Dモデル化して、作物の健康状態を評価し、それをもとに的確なアクションを迅速に取ることが可能になります。
農作業のの中で注目されるのは、施肥、病害虫駆除、作物の手入れ、収穫、等実際のインプット行為ですが、実はその元となるモニタリングがもっと重要です。変化や異常を見逃さない、早く気づく。そこにドローンの技術を使うのはメリット大きいと思います。
機械とシステムで客観的に評価されるので、自分の目で見るときみたいに、作物調子悪そうだけど、気のせいだ、寝よう、、、という甘えも生じませんし!
とはいえ、ブドウのような棚栽培の場合は、上空から見下ろしてモニタリングするドローンより、地面から見上げてモニタリングするクローラーロボットの方が向いていそうです。すでにあるのかな、ちょっと調べてみようと思います。
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