[農業情報マッチョになりたい] ブドウ農家のブログです

減価償却ってなんだ? What’s depreciation? 

確定申告の季節ですね。
私も、事業分と、個人分の確定申告に向けて集計中です。
確定申告ってなんかめんどくさい、できるなら関わらずにスルーしたい、って思っている方多いと思います。私もサラリーマンの時はそう思ってました。自分には関係ない、確定申告しなくていいサラリーマンってラッキーって思ってました。
でもそれは違います。「関わらない方がいい、じゃなくて、いかに関わっていけるか」が大事なんです。
太古の昔から、お上に年貢を取られ続ける平民が声を上げ続けて、時間をかけて少しずつ勝ち取ってきた納税に関する権利の結晶、それが確定申告です。事業主はもちろん、サラリーマンの皆さんも、いかに自分を関わらせていくか、を考えるべきなのです。
そんな確定申告で欠かせない存在、「減価償却」についてまとめておきます。

減価償却

減価償却ってなんでしょう。難しい漢字が4個。なんだか魔術師が使う呪文のようです。
減価償却とは、正式には以下で定義されます。

  • 減価償却の意義
    固定資産から稼得される収益と期間的に対応させるため、費用配分の原則に基づき、固定資産の取得原価をその耐用期間における各事業年度に費用として配分する手続き。
  • 減価償却の目的
    適正な費用配分を行うことによって、毎期の損益計算を適正に行うこと。

    *クレアール簿記2級資料から引用

何を言っているんですか?国民をお金の話から遠ざけるために、わざと難しくしてませんか?って疑いたくなります。自分も会社員の頃、聞いたことはあったけど、全く理解していませんでした。

投資が順調に回収されてるか確かめることができる

減価償却を噛み砕くと、
固定資産、たとえば物を作る機械、を買ったら、その機械は資産だけど、物を作るために使うんだから、ちょっとずつ費用化する、ってことです。買ったその年に、ドカっと費用として計上するんじゃなくて、耐用年数を考えてちょっとずつ費用に変えていきます。
昔に買った機械が今年も費用になって、収益が削られるから、税金が減るわ!ラッキー!くらいに思っていましたが、なんでこんなまどろっこしいことするのかなぁと疑問でした。

簿記の勉強をクレアールの通信講座で進めていますが、ここでの減価償却の説明が秀逸で頭にスッと入ってきました。

  • 固定資産を取得する際、取得原価に相当する負担が生じている
  • この負担(投資額)は、耐用期間を通じて回収するべきもの
  • 耐用期間にわたって費用化することで、
    – 減価償却費を、固定資産を使うことによって得られる収益と対応させることができる。
    – 毎期、順調に投資の回収が図られているかを確かめることができる。
    (減価償却が計上されても利益が出ているか?)
    – 固定資産の価値が減少してゆく状況を財務諸表に反映させることができる。

    *クレアール簿記2級資料より引用

参考 資格★合格クレアールクレアール

大事なのは、減価償却が計上されても利益が出ているか?のところ。
個人事業主にしても、法人にしても、その存在意義は、利益を生み出せてる存在か、ってところです。
固定資産を買う目的は、その固定資産を商売に使ってもうけを得ることです。
減価償却で適正に資産を費用化することで、固定資産を買うという投資行為が妥当であったかを、毎期評価できるのです。なんてよくできている仕組みでしょう、スマートすぎます。

農家をやっていると、固定資産を買う機会多いです。
たとえば、農機具。ついついカッコイイものに目が行ってしまって、自分の農業にはオーバースペックでも、費用になるからって甘えて、ついつい無駄な出費をしてしまいがちです。
でもこの甘えは、毎期の減価償却費による利益の圧縮という形で、ちゃんと数字になります。毎年決算して、この投資はいい投資だったな、この投資は利益につながってなくて浪費だったな、と評価できるわけです。

理由がわかると、呪文みたいだった「減価償却」も身近な存在に感じることができます。

*ちなみに、減価償却は英語で “depreciation” と言います。
USでサラリーマンやってた頃、この単語全く知らなくて、
「この製品の製造に対する減価償却はほとんど終わったはずだから、値段もっと下げられるでしょ!
The depreciation on the production of this product should be almost completed, so we can lower the price even more!」
って詰められた時、appreciationか、感謝されてんのか俺、って勘違いしてニコニコしてThjank youって言ってしまって赤っ恥を書いたことを思い出しました。。。

簿記の勉強 Learning Bookkeeping

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です