[農業情報マッチョになりたい] ブドウ農家のブログです

ブドウの誘引 HOW TO TRAIN GRAPEVINES

梅雨前になり気温がグッと上がり、ブドウの新梢がすごいスピードで生長しています。この時期に行う重要な作業が誘引です。枝が伸びる方向を示してあげる作業で、英語ではTrainingというそうです。
この誘引、枝を棚の針金に留めてゆく単純な作業と思いや、折れやすいフレッシュな新梢を扱うのですごく神経を使います。また、長梢剪定栽培と短梢剪定栽培で仕様が違うので、注意が必要です。

参考文献:シャインマスカットの栽培技術 [ 山田 昌彦 ]

長梢剪定栽培

誘引は上方に向いて伸びている新梢を棚面に伏せ、新梢勢力を落ち着かせるとともに、新梢を均一に配置することで、効率的かつ揃いの良い果実生産のために行う作業である。
最初の誘引は、展葉7ー8枚時に、芽かきと併せて行う。強く伸びた新梢から順次作業を行うと、新梢勢力が揃いやすい。結果母枝先端の新梢は、延長方向にまっすぐに誘引し、その他の新梢は、結果母枝に対し直角に誘引する。
強勢な新梢は、返し気味に誘引すると、勢力が落ち着きやすい。また、発生角度が悪く(上向きや下向き)、無理に誘引すると折れる危険性が高い新梢は、捻枝(新梢の基部をピチッと音がするまでひねると可動域が広がる)を行うと欠損しにくい。花穂がついた節の付近で棚に結束すれば、花穂が棚下に下りやすく、その後の房づくりなどの作業が行いやすい。最終的な新梢数は、10a当たり6000~6500 本を目安とする。

巨峰系が生長が早く、シャインより早く誘因の時期を迎えます。

短梢剪定栽培

短梢剪定栽培の場合は、新梢が折れると芽座の欠損に直結するのでより注意深く作業する必要がある。長梢剪定栽培より作業は遅らせる。基本的には、1芽座当たり1本の新梢を誘引する。芽座から新梢が複数発生している場合は、花穂の着生状況や形状に問題がなければ、できるだけ基部に近い新梢を優先的に残す。新梢密度が低い場合は、2新梢を誘引し空間を埋める。最終的な新梢数は10a当たり5 000~5500本を目安とするので、隣り合う新梢どうしの間隔は16~18Cm程度となる。樹冠拡大中の樹における、主枝延長枝先端の新梢は、主枝延長方向にそのまま、まっすぐ棚下に誘引する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です