冬の農家は時間があります。繁忙期にできないことを行うチャンスです。
この冬にやりたかったことの一つが作業場の改善。これに取り掛かります。
作業場の改善 WHALEN スチールラックでオフィス化 WHALEN Steel racks for office
農家の出荷基地 作業場
収穫したブドウは規定の形に荷造りして出荷します。秋の出荷シーズンは、大半の時間をここで過ごします。いかに作業しやすくするか、テンションが上がる環境にするか、が出荷作業効率アップにつながります。
我が家の作業場は、
- 長年の使用でコンクリート床が劣化気味。
- 物がごちゃごちゃしていてどこに何があるか分かりにくい。
これらを改善するべく、作業開始です。
エポキシシールドでコンクリート塗装
まずは、コンクリートの塗装から開始です。調べてみると、コンクリート塗装にも色々あって、水性塗料とエポキシ塗料に分かれるらしい。
水性塗料は、手軽に施工できるけど耐久性がイマイチ。
エポキシ塗料は、耐久性がいいけど、紫外線に弱いので屋外はNG。
我が家の作業場は屋内なので、耐久性重視で、エポキシ塗料を使うことにしよう。
エポキシ系にも色々ありますが、私が買ったのが、RUST-OLEUM EPOXYSHIELD.
歴史のある商品で、レビューも高かったのでこれにしました。
色はダークグレー・グレー・タン(ベージュ)の3色展開。
量は、車1台分(3.5L)と2.5台分(7L)の2種。
私はグレー、車1台分(3.5L)のキットを購入しました。1台分のキットは約23m2塗装できるとの情報で、私の作業場の面積が25m2。ギリギリいけると踏んでこちらを購入です。
また、アンチスキッド(塗料に混ぜる滑り止めの砂)も一緒に購入。ワンキットに対して2袋推奨とのことで、2袋購入です。母親が滑って転んだら大変なので入れようと思います。
作業手順は意外と簡単
作業工程はざっとこんな感じです。
- [前処理] 添付のエッチング剤(粉状)を水に溶かして、コンクリートを洗浄&エッチング
- 水で綺麗に汚れを流す
- 一晩乾かす
- 主材と硬化剤の2液を混ぜて15分くらい待って
- 混ざった塗料にアンチスキッドの砂を混ぜて
- 塗料を綺麗になったコンクリートに塗布
- 塗布しながら、添付のチップを撒く
- 塗料が硬化&乾くまで待つ
- 完成!
塗装は前処理が大変なイメージありましたが、このキットはエッチング剤で掃除するのみで、下地剤は不要。お手軽です。
また、2液は連結したパウチに入っていて、連結部を開放してチャプチャプ混ぜればOKで簡単かつ汚れがでにくい。
このお手軽感でかつ高耐久。これで売れてるんだなぁと納得です。
また、この製品の特徴が添付のチップです。青と白と黒の卵の殻のようなチップがついていてこれを塗料が乾く前にパラパラ撒きます。いらないのでは?と最初思いましたが、なんとなくアメリカ感が出る外観になるし、塗りむらもごまかしてくれます。お好みですが、私は撒くのがオススメです。
心配された量ですが、25m2の面積を問題なく塗れました。余ったので、基礎の立ち上がり部分のコンクリートも塗ることができました。
注意点は、塗料の硬化&乾燥の時間。マニュアルだと人が歩けるまでに24時間、車いれるまでは72時間、とありますが、冬の寒い時期はもう少し待った方がいいと思います。私は12月の寒い時期に施工しましたが、24時間だとまだ柔らかい感じがして、念の為3日間放置しました。
大満足の仕上がり
仕上がりはカチカチの硬さで、少し光沢がある感じ。エッチング剤が効いているらしく、コンクリートとの密着もいい感じ。かなりのハードワークにも耐えてくれそうです。
何よりもいいと思ったのが、汚れが落としやすいこと。カチカチツルツルの皮膜なので、土足で汚れてもモップで拭くとつるんと汚れが取れます。
また、強力な皮膜なので、イスで擦れても傷がほとんどつきません。イスの下にはマットひく必要あるかなぁと思っていましたがその必要もなさそうです。
そして何より床が綺麗になると、部屋の雰囲気が一気に明るくなって、テンションが上がります。
床の保護のためにも、気分を変えるためにも、エポキシシールドでのコンクリート塗装、オススメです!!
*最近品薄で欠品になっている物が多いようですのでご注意ください。