[農業情報マッチョになりたい] ブドウ農家のブログです

農家の時給 Farmers’ Views on Income

脱サラして農家になりました。
たまに、農家の時給ってどのくらい?って聞かれることがあります。
どう答えたらいいか困ってしまいます。答えたくても答えられないんです。
おそらく、農家以外の個人事業主、フリーランス、経営者の方々も同じなんじゃないかなぁと思います。

定時なし、タイムカードなし、残業なし

サラリーマンと違って農家には、定時やタイムカードや残業という概念がありません。働く時間は自分で決めます。
目安としてうちの農園の時給を計算してみました。
試算前提は、農家の働く時間を、動き始める朝6時〜日没まで、働く日数は毎日。インカムは去年の父親の確定申告の課税所得。
結果は、高校生のアルバイトの時給くらいでした〜
昼間畑に出ている時間以外でも、夜に農家仲間と酒を飲みながらブドウについて話したり、寝るまでブドウのことをぼんやり考えたり、こう言った時間も仕事とカウントしたとすると、その時給は高校生のアルバイトに完敗ですね!

個人事業主にとって時給は結果でしかない

サラリーマンは主に収入を上げるには、昇進等で時給や月給を上げることが重要になります。
一方、個人事業主は収入を上げるには、利益 (売上-経費)を上げる必要があります。
*納税のことを考えると控除も入ってきますがここでは省きます。

もちろん、サラリーマンも根底では業務を通して会社の利益を上げることに邁進するのは一緒だと思うのですが、個人事業主はダイレクトに利益のことを考えて仕事します。
ですので、事業主にとって時給というのは事前に決まってるものではなくて、今年は利益がこれだったから、労働時間で割ると結果としてこれだった、と後から出てくるものなんです。
かといって事業主にとって時給の考え方が無意味っていう訳じゃなくて、今年の時給このくらいだったから、もっと利益あげれば時給上がるなぁ、とか、もっと効率よくして同じ作業を短時間でやれたら時給上がるなぁとか分析することは大事です。
おそらく、農家だけじゃなくて、他の個人事業主、フリーランス、経営者の方々も概ね同じ考え方だと思います。

働き方は色々ある。自分は個人事業主で生きてゆく。

自分はサラリーマンも経験し、駆け出しですが個人事業主も経験し始めました。もちろんこの2種類以外にも色々な働き方はありますが、それぞれメリットデメリットがあって、どれがイイとかどれがダメとかはないと思います。
自分は個人事業主で生きてゆくと決めました。サラリーマンも楽しいですが、個人事業主もなかなかエキサイティングで楽しいですよ!

もちろん、個人事業主として農家として努力して、少しずつでも稼ぎを上げて結果として時給上げられるように、高みを目指すつもりです。イイ農機具も買いたいですし、農家って稼げるんだって夢を与えられるようにならないと、日本から農家が絶滅してしまいますしね!

それでは!

*今日の農作業中リスニング。Amazon Audible。

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