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ジェネリック農薬 Generic Pesticide

病院で処方箋をもらって、薬局に行くと、ジェネリックでいいですよ、と言います。
ジェネリックって、ヒト用の薬だけじゃなくて、農薬にもあるらしいんです。

参考文献:マッキンゼーが読み解く食と農の未来

ジェネリク農薬とは

ジェネリクとは、特許期間が切れた農薬原体(成分)に対し、他者が同じ成分で製剤した製品のことです。
効能は同等ですが、研究開発費が上乗せされていない分だけ廉価で提供されることになります。

世界的には、ジェネリック農薬を積極的に取り扱うことで販売単価を下げることに成功しており、扱われるジェネリック農薬の比率は、総販売量の41%に達していて、もっとも伸びている市場です。

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 より引用

日本でのジェネリック農薬

日本での状況はどうなのでしょうか?
日本でのジェネリック農薬の導入は始まっているものの、使われている比率は総量の5%と、世界に比べると大きな隔たりがあります。

日本でジェネリック農薬が広がらなかった一つの理由に、薬の登録にかかる費用の問題があります。
ジェネリックはすでに流通していた薬を、いわば他者が再現した薬です。しかしながら、これまでは新規農薬と同様の試験が必要とされてきたため、試験費用も新規農薬と同様にかかっていました。

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 より引用

これでは普及が鈍化するのも無理ありません。
しかし、2017年に登録制度が変わり、一部の条件をクリアすれば試験が不要になり、今後の普及拡大に期待が持てるようになりました。

ちなみに、これまでの日本で、農薬の登録にかかる費用は近畿農薬で12億円、ジェネリックで11億円。これは、韓国などアジア諸国と比べると超高額です。制度改正で、ジェネリックの普及が進めば、ますます普及が進むことでしょう。

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 より引用

自分が手元で使っているブドウ用の農薬に、今の所ジェネリクは見当たりません。今後、ジェネリクでもいいですか?と聞かれるような、選択肢が出てきそうです。
効力が同じで、しっかりと試験されたものなら、ジェネリック賛成です。
薬局での選択と同様、「はい、ジェネリックで」と農薬を買う日も近いようです。

農薬がもたらしたもの What Pesticides Have Done to Us

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