粒抜き作業が続きます。
農家って時間がゆっくり流れてるイメージお持ちかもしれませんが、季節性がありますが意外とずっと時間に追われてます。ブドウはどんどん生育して行く訳で、ちょっと待っとってくれっ、て言って生育をやめて待ってくれるわけではありません。かと言って人間が作業できる時間は日没までで限られています。
つぶ抜き後の次のタスクはジベ処理になりますが、タイミングを逃すと効果が出ません。現在、雨の中、つぶ抜き追い込み中です。
粒抜き用ハサミを新調
粒抜き用のハサミを新調しました。
“サボテン 先丸ぶどう鋏”。なかなかの優れもので作業効率が上がりました。
よく出来ていて、以下のようなちょっとした工夫がされてます。
- 目盛りがついていて房の長さを測れる。
- フッ素加工でブドウのシブがつきにくく、切れ味が落ちない。
- 先端が丸くなってて残す粒を傷つけにくい
- 刃に傾斜がついていて落とした粒が飛んでゆく
特に優れているのが、刃に傾斜がついていて落とした粒が飛んでゆくこと。
落とした粒が房に入り込んでしまうとそれを出す手間が入ってしまって効率落ちますので、この機能は嬉しいです。
点滴石を穿つ
単純作業の繰り返しの際、ちょっとした変化が積もり積もって大きな変化になります。
このハサミもそうですが、多分一房当たり1秒にも満たない改善ですが、一日1000近い房を処理すること考えたらその改善は大きなものになります。
何でもそうですが、道具って大事です。たとえ高額だったとしても、トータルで考えてプラスのアウトプットを生むものだったら取り入れた方がいい。かといって無駄に高額なものはそれは浪費。バランス考えながら道具をそろえて行くのも楽しいですね。
このハサミはちょっとしたものですが、いいツールを使うことの大事さに気付かされるのと同時に、こういう工夫を思いつく人間ってすごいなぁと思います。
この粒抜き作業、いわゆる単純作業の繰り返しなのですが、たまにゾーンに入れます。パチパチという粒を落とす音のみが耳に入り無我の境地に入ります。こうなった時の心地よさ、是非皆さんにも味わって頂きたい。
このハサミ、自分は農協で買いましたが、Amazonでも売ってました。ほんとすごいなネットショップ。
ブロッコリーとか切る用に、一家に一ついかがでしょうか!