[農業情報マッチョになりたい] ブドウ農家のブログです

遊休農地の復活 Revival of idle farmland

我が家には遊休農地がいくつかあります。
祖父、祖母、父、母、が現役の頃は全ての所有する農地を休ませることなく、何かしら栽培していたのですが、徐々に人手不足となり、遊休農地が増えてゆきました。

農家は農地を荒らすことが耐えられない

農家は、農地を荒らすことにすごくストレスを感じます。自分の所有する土地は、手入れをして清潔を保ち、そして何より作物を育てて、生きた土地として維持したい、とDNAに刻まれているようです。父親も心のどこかで遊休農地をなんとかしなきゃと思っていたようです。

自分が就農し、マンパワーが増えたので、遊休農地の一つを復活させて作物栽培を再開することにしました。
場所は、中野市のシンボル、高社山の麓の斜面の圃場です。祖父の代の頃に開墾され、父親の代に購入した土地です。南向きの斜面なので日当たり良好、そして何より景色がサイコーです。志賀高原、善光寺平、北信五岳、遠くに北アルプス、全て一望できます。父親曰く、別荘を立てることになったらここが一番、と分譲圃場の一番上の購入したとのこと。景色はサイコーですが、アクセスは悪く、傾斜もきつい、、、別荘地になる気配は今のところないのでただただ使いずらい圃場となっているのが現実です。。。

遊休農地のお手入れ Keep the Field Alive

日当たり抜群の傾斜地でりんごを作ってみよう

昔はここでもブドウ栽培をしていました。自分も子供の頃に夏休みにここで袋掛けをした記憶があります。しかし人手がなくなるにつれ手が回らなくなり、ブドウ棚を撤去し、草刈りだけ続けるという状況が何年も続いていました。今はオブジェとしてりんごの木が植えてあるだけです。ちなみに手入れをしていないので実もなりません。

雪が溶けて久しぶりにこの畑に父親と行ってみました。今年は雪が多かったので樹の生存が心配されましたが、なんとかまだ生きている模様。樹の生命力は強そうなので、父親とも相談し、まずはここでりんご栽培を再開することにしました。剪定をして、消毒を行えば、2,3年後には収穫まで持って行けるのではないかとのこと。ブドウの手入れの合間にここに通って、勉強も兼ねて、りんごの手入れも行ってゆこうと思います。植えてあるりんごは、長野県産りんご三兄弟の秋映・シナノスイート・シナノゴールドの三種です。なんとか収穫につなげられるように、手入れを続けたいと思います。

まずは剪定。数年放置だったので、ワイルドなフォルムになっているので、剪定してスッキリさせてあげます。このあと骨が折れそうなのが消毒(農薬散布)作業です。自宅から遠いのと高地急勾配なのでSSで乗り入れることができません。タンクを積んだ軽トラで乗り入れて手散布になりそうです。勾配地での歩行作業はキツイですが、エクササイズと思ってやってみようと思います。

久しぶりに訪れた雪解け後の圃場、森のすぐ横なので、獣の気配がぷんぷんします。イノシシ、ウサギ、運が悪いとクマが出没するとのこと。

獣が怖いので作業の時は動物避けも兼ねて、音楽が必須です。コスパが最強と噂で聞いたAnkerのBluetoothスピーカーを買ったので、山の畑で使ってみました。噂に違わぬ逸品でした。音もいいし、防水なのでDirtyな農作業にも耐えてくれそうです。音量MaxでEDMをガンガンかけて、一人Rave気分でノリノリで剪定です。ノリノリにならないとどうにもケモノが怖いだけなのですが!

コスパ最強 Anker Soundcore Boost

しばらく通って、遊休農地の復活とりんご作りの勉強をコツコツと行っていこうと思います。

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