6月中旬、北信濃の葡萄栽培は、房きりの真っ最中です。
“ふさきり”でブドウの房作り Making grape bunches with “Fusakiri”
将来の房の形をイメージして
花穂の上部の支梗(岐肩や小花穂)の間に隙間ができてきた頃に、大きい支梗を切除する。新梢の伸長に対して化穂の伸長が勝っている場合は、大きい支梗を早めに切除して花穂を小さくし、新梢の伸長を促す。樹勢が弱い樹では、早めに花穂整形を行い、残す長さも短くする。
花穂先端部の支梗の間に隙間ができてハサミが入る程度になった頃から開花始めまでの期間に、花穂先端の長さが開花直前に3.5cm程度になるように整形する。
結実数を確保するために先端の長さを5~6cm程度と大きく残すと、結実率がかえって低下するとともに、花穂の中での開花が揃わず果粒の肥大にばらつきが大きくなるため、残す長さに注意して整形する。