[農業情報マッチョになりたい] ブドウ農家のブログです

植物成長調整剤の力を借りて With the help of plant growth regulators

植物成長調整剤、略して植調剤。殺菌剤や殺虫剤とは役割は違いますが、ブドウ栽培に欠かすことのできない農薬たちです。上手に使って高品質のブドウを目指します。

基礎からわかる おいしいブドウ栽培 [ 小林和司 ] より引用

微量で効きます。上手に使って高品質ブドウを目指す。

大粒・種なし栽培が広がるなか、植物成長調整剤(植調剤)のジベレリンはもはやブドウ栽培にとって欠くことのできない資材となっている。最近では種なし化や果粒肥大の目的以外でも、花穂伸長による摘粒作業の軽減といった省力化目的での新たな使用法も普及しつつある。ジベレリンのほかにも、種なし化促進のアグレプト液剤や果粒肥大促進のフルメッ卜液剤、さらに新梢伸長を一時的に抑えることで摘心作業を代用するフラスター液剤など、植調剤は現在、高品質安定生産の重要な役割を担っている。

基礎からわかる おいしいブドウ栽培 [ 小林和司 ] より引用

ただ植調剤の多くは植物ホルモンと同様の働きをするので、わずかな量でも生育に大きな影響を及ぼす。効果が大きい反面、使用方法を誤ると品質低下や薬害を生じる恐れもある。使用にあたっては、樹勢や使用時期、天候などに細心の注意を払うことが肝要である。

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