[農業情報マッチョになりたい] ブドウ農家のブログです

金曜ソロキャンプのススメ Camping Solo and Energy Charge

サラリーマンの頃、ソロキャンプにハマっていました。
就農してからは、ほぼ毎日アウトドア生活になったので満たされていますが、サラリーマンの頃は無性に野に帰りたくなる時があって、会社帰りの金曜ソロキャンプを楽しんでいました。

キャンプは木曜から始まっている

会社帰りの金曜一泊キャンプですが、活動は木曜夜から始まっています。
木曜夜に会社から帰宅すると、ちょっと外の空気でも吸ってくるわ、みたいな空気をかもし出して外に出て通勤用の軽自動車に荷物を積み込みます。
家族装備と違って道具は最小限でイイ。ガサツに荷物を積み込んで準備完了です。
普段は家族でキャンプを楽しんでいますが、ソロキャンプは家族の反発は避けられません。外でガサガサやってるのを嗅ぎつけて子供達が様子を見にきて、自分だけ楽しそうでズルい、みたいな顔をしています。大丈夫、稟議は通してある。一週間前から、お父さんはこの日は帰ってこないから、大事な用事(人生に対しての)、とさりげなくアピールしてきました。

さて、ワクワクを抑えつつ木曜は家で寝て、明けて金曜の朝から出勤です。
内心のワクワクを外に出してしまうのは大人としてクールではありません。平然を装っていつものように、“行ってきます”
子供は裏切り者を見るかのような顔しています。どうやらワクワクは滲み出ちゃってるようだ。しかしそのプレッシャーに負けてはいけません。前から言ってあっただろ、と子供を諭して平然と出勤です。

金曜の仕事を気合で終わらせる

残業が多い職場でしたが、今日ばっかりは定時に帰る必要があります。朝からフル回転で仕事をこなし、定時ちょっと前から今日は絶対に帰るオーラをムンムン出します。
チャイムと同時に退勤!ここでも大人のたしなみで、ニヤニヤなんてしてはいけません。今日は早いね、と周りに思わせるいとまもなく華麗に存在を消します。なんてったって、今日はキャンプですから!
駐車場へ小走りで向かい、キャンプ場に向けて出発です。よく行くキャンプ場は職場から車で20分。

こういう時の運転は気をつけなければいけません。楽しみすぎる事象が目の前にあると、ヒトというのはそのことにしか思考が回らなくなります。自分に、落ち着くんだ、と言い聞かせて安全運転に努めます。

買い出しは、肉と酒だけでいい

はやる気持ちを抑えて、スーパーで買い出しです。
今日は栄養バランスなんて無視。
野菜コーナーは華麗にスルーして、向かうはお肉コーナー。夕方の割引のお肉をカゴにぶち込み。そしてビールをぶち込んで以上。キャンプ場に向かいます。

ひとり、闇へ

キャンプ場に着くともう日が暮れています。
大丈夫、管理人のおばちゃんには遅くなるから、と事前に伝えてある。
キャンプ場には、自分のように金曜キャンプで野に帰るキャンパーが数名きています。
そんな同士達とは、会釈をするのみ。お互い介入はしません。アイコンタクトのみで、あなたもですね、楽しみましょう、とバーチャルで握手を交わし、早速設営です。

今日は設営中に、やることない、遊んで〜、と絡んでくるKidsはいません。速攻で幕を張って設営完了。
焚き火を楽しむ、と思いきや、片付けが大変なので今日はしません。
カセットコンロをクイックに出して、肉を焼くべし!そしてビールと一緒に空きっ腹に、打つべし!
どんな高級レストランにも負けない、五つ星ディナーを楽しみます。

至福の時間を過ごしたら、コットでダラダラとYoutubeを見たり、ネットサーフィンをしながら闇と共に早めの就寝です。

早朝起床、そして至福の時間第二ラウンド

朝は5時には起床。速攻で片付けします。
コーヒーとホットサンドでおしゃれに朝食を、、、なんて時間はありません。
朝ラーメン、が待ってますから!
朝なんでさっぱり塩ラーメン、なんて甘えは許されません。がっつり豚骨一択です。
この時間からやっているのは、ラーメンショップ山岡家
どちらも捨て難いですが、今日は山岡家をぶちこむことにしよう。
キャンプ場を後にして、山岡家へ直行。
醤油豚骨とライスの食券を買って、麺固め、油多めのラーメンを、朝の空きっ腹に打つべし!ニンニクも2杯加えて打つべし!
山岡家の口コミで、時間帯によってスープの味にバラツキがあるというコメントを見かけます。しかし、24時間体制で店を開けて、豚骨ラーメン欲を受け入れる体制を取ってくれていること自体がありがたいことなのであって、味のバラツキはダイバーシティと捉えるべきと私は考えています。

キャンプの疲れと、胃もたれでフラフラになりながら家路につきます。

家のありがたみを実感し、土日も遊び倒す

家に帰ると土曜の朝なので家族はまだ寝ています。
こっそりシャワーを浴びて、草の匂いとニンニク豚骨の匂いをしっかり消します。
そしてフワフワのベッドで軽く横になり、雨風をしのぐ家とベッドのありがたみを噛み締め、家賃を払うことへのエネルギーをチャージします。
そうこうしていると家族が起きてきます。
ここでヘロヘロ胃もたれ感なんて出してはいけません。キリッとした顔を装って、おはようございます

ここで驚愕の事実。まだ土曜の朝8時です。
あれだけ楽しんだのに、休みがまだまるまる二日ある!一日ボーナスもらった感覚です。

なんかニンニクくさい、と子供からツッコミ入りますが、気のせいじゃない、とそこは上手くとぼけます。
そして残りの二日は、しっかり家族サービスして、次のソロキャンプの稟議が通りやすくなるように備えるのでした。

マゾソロキャンプで疲れと心をリフレッシュ

最近繁忙期なので、なかなかキャンプに繰り出せませんが、落ち着いたらまた再開したいなと思っています。
こんな生産性がなく建設的ではないマゾキャンプ、万人におすすめすることはできませんが、本能のままに食し、飲み、一晩でも外で過ごすと、心がスッキリします。おすすめです。

キャンプをする農家 I love camping

キャンプは生き方である Camping is the Way You Live


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です