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ブドウの着色促進 Promotes grape coloration

シャインマスカットが人気ですが、我が家では巨峰も作っています。慣れ親しんだ味。ずっと作ってゆきたい品種です。巨峰栽培の課題の一つに、着色不良があります。漆黒の巨峰がやはり美味しそう。色系ブドウの着色に影響する要因がいくつかあるようです。

参考文献:新版 ブドウの作業便利帳

着色期の葉色は濃い方が良い

窒素が効くと着色が悪くなるといわれる。そして、葉色が濃いと窒素が効いているといわれる。ところが、実際に着色期の葉色と果実の着色との関係を調べてみると、葉色の濃いほうが果実の着色がよい場合が多い。そして、窒素が効きすぎて新梢が伸びたり、一度止まったのが二次伸びしたりしているときは、葉の色が淡くなる。もちろんこの場合は、果実の着色はよくない。以上のように、果実がよく着色するためには窒素が効いていなければならない。ただし、その程度は、葉の色は濃いが新梢は伸びないくらいでなければならない。

こんな綺麗な色の巨峰が目標です

果実温度は低い方が良い

散光着色品種(巨峰、ピオーネ、デラウェア、などほとんどの品種)の果実は、温度が高くなると着色が悪くなる。
棚面が明るすぎると、果実に強い光が当たる。光は着色を促進するが、強すぎると果実温が上がり着色不良になる。それだけではなく日焼け果にもなりやすい。また、棚が明るいのに袋をかけると、袋内温度は上がり果実温は高くなる。従って、作型や熟期によっては着色が悪くなることがある。
LAIが高いと、果実に光が当たらないので、果実温度は低くなる。しかし、直光着色品種(甲州、甲斐路、クインニーナなど)でも、果実温度が低いと光が不足気味でもよく着色するようだ。また、シャインマスカットのような白ブドウでは、緑が遅くまで残るので、袋なしで収穫を迎らせても商品価値は下がらない。

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