[農業情報マッチョになりたい] ブドウ農家のブログです

摘房の考え方 The concept of plucking

思い切った摘房が、最終的な成功には不可欠です。では、具体的に、どのような考え方で着果数を決めて、摘房を進めてゆけばいいのでしょうか。

参考文献:基礎からわかる おいしいブドウ栽培 [ 小林和司 ]

思い切った摘房をする勇気 Courage to make a drastic plucking

巨峰系4倍体品種・種無し栽培

すでに房づくりの段階で1新梢l房に整理している。これでも最終着房数の2割増しの房が残っているので、房型の良否が分かり次第、第2回目のジベレリン処理までに最終的な摘房を行なう。房型は1回目ジベレリン処理の10日後頃に良否が確認できる。原則として、弱い新梢は空枝とし、中庸から強い新梢には1新梢につき1房を残す。

昨年の優秀だった畑。シャインはこのくらいが目標。

シャインマスカット・種無し栽培

巨峰系4倍体品種・種なし栽培と同様、房づくりの段階で1新梢1房に調整しているが、最終的な着房数よりもまだ多い。原則として中庸から強い新梢には1新梢1房とし、弱い新梢は空枝とする。2回目のジベレリン処理までに、花振るいして着粒が少ない房や型が悪い房、着粒が多く摘粒に時間がかかる房を優先して落とす。

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